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「忌中」と「喪中」とは?

2024年4月23日

「忌中(きちゅう)」と「喪中(もちゅう)」は、どちらも故人を悼む期間を指しますが、意味や過ごし方には明確な違いがあります。仏事における大切な知識として、お伝えします。


忌中と喪中

◆ 忌中

  • ・身近な人が亡くなってから四十九日まで魂がこの世をさまよっていると考えられており、その期間を指します。
  • ・忌中の間は、亡くなった人の死を悼み、静かに過ごすのが昔からの習わしです。
  • ・この時期は、お祝いごと(結婚式、神社への初詣、宴会など)への参加を控えるのが一般的です。
  • ・自宅では神棚を白い紙で閉じたり(「神棚封じ」)、派手な装飾や音楽を避けたりします。
  • ・忌中が明けると「喪中」という期間に入り、故人を偲ぶ時間が続きます。

◆ 喪中

  • ・忌中を過ぎても、心の中で故人を思い、身を慎んで過ごす期間を指します。喪中の期間は、亡くなった人との関係の深さによって変わります。たとえば、配偶者(夫や妻)や親が亡くなったときは、12〜13か月を喪中とするのが一般的です。これは故人の命日を含む1年間を指します。兄弟や祖父母などの親せきの場合は、3〜6か月くらいが目安とされています。
  • ・喪中の間は、結婚式やお正月の祝い事など、慶事への参加や派手な行動を控えるのが習わしです。
  • ・喪中はがきは、11月中〜12月初旬に相手に届くように出すのが一般的です。
  • ・もし、年賀状が届いた場合は、松の内(1月7日)を過ぎてから寒中見舞いを出すのが礼儀です。
  • ・法的なルールではなく、あくまで「日本社会の慣習」として根づいています。

ただし、これらの期間はあくまで目安であり、住んでいる地域の習慣や家族の考え方によっても違いがあります。基本的には、亡くなった人との関係が深いほど、喪中の期間は長くなることが多いです。


まとめ

行動忌中喪中
年賀状
神社参拝〇(基本OK)
結婚式・慶事参加控えめにする
お正月飾り控える
法要・お墓参り

「忌中」は故人の成仏を祈るための深い静寂の期間
「喪中」は故人を思いながら心静かに生活する配慮の期間です。
どちらも大切な日本の心として、意味を知って丁寧に過ごしたいですね。

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