喪中と年賀状―喪中はがきの書き方と送る時期
2024年10月1日
はじめに
年賀状を出す人が少なくなってきた今の時代。年末が近づくと、「今年は年賀状を出そうかな、それとも控えたほうがいいのかな…」と迷う方も多いのではないでしょうか。特にご家族やご親族にご不幸があった年は、喪中はがきをどうするかで悩む方がたくさんいらっしゃいます。
喪中はがきの基本から、出す時期・文面の書き方、そしてよくある疑問まで、できるだけわかりやすく記します。
「初めてで不安…」という方にも安心していただけるよう、具体例も交えています。
喪中ってなに?
そもそも「喪中」とは、ご家族やご親族にご不幸があったとき、新年のお祝いを控える期間のことをいいます。
- ●忌中(きちゅう) … 四十九日までの期間。宗派によっては三十五日まで。
- ●喪中(もちゅう) … 忌明け後から一年間。
現代では「故人を偲びつつ、新年の華やかな挨拶は控えます」という意味で使われています。
喪中はがきとは?
喪中はがきは簡単にいえば、「年賀状は出せません」というご挨拶のお知らせです。
- ・相手が年賀状を準備する前に「こちらからは出しません」とお伝えする
- ・故人をしのぶ気持ちを表す
- ・同時に、普段のお付き合いへの感謝を伝える
こうした意味が込められています。単なる形式ではなく、「感謝の気持ちを伝える場」と考えると少し気持ちが軽くなるかもしれません。
喪中はがきを出すタイミング
一番大事なのは出す時期です。
遅れると相手がすでに年賀状を書いてしまっている可能性があるため、早めを心がけましょう。
- 〇ベストタイミング:11月中旬〜12月初旬
- 〇遅くとも:12月中旬までに届くように出す
👉 11月下旬頃には投函できると安心です。
喪中はがきの基本的な書き方
喪中はがきには難しい決まりはありませんが、以下の流れに沿って書くと自然です。
- 1.冒頭で「喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮します」と伝える
- 2.故人について触れる(続柄・逝去日など/任意)
- 3.日頃のお礼
- 4.結びの言葉(相手の健康や幸せを祈る一言)
喪中はがきの文例
シンプルな文例
喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます 本年中のご厚情に深く感謝いたしますとともに 皆さまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます
故人について触れる場合
喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます 去る〇月〇日に 父 ○○○○ が ○歳にて永眠いたしました 本年中に賜りましたご厚情に深く御礼申し上げます 皆さまのご健勝を心よりお祈りいたします
家族連名の場合
喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます 本年中は格別のご厚情を賜り 誠にありがとうございました 寒さ厳しき折から どうぞご自愛くださいませ 令和○年十二月 ○○家一同
喪中はがきを出す範囲は?
「誰が亡くなったときに出すのか」もよくある疑問です。
- ・出すことが多いケース:両親・配偶者・子ども
- ・状況によって判断:祖父母・兄弟姉妹
- ・出さなくてもよい場合が多い:叔父叔母・いとこ
ただし最近は「形式」よりも「気持ち」を大切にするご家庭も多いので、柔軟に考えて問題ありません。
よくある質問
Q:喪中でも寒中見舞いは出せますか?
👉 はい。喪中の年は年賀状の代わりに「寒中見舞い」を出す方が多いです。1月8日〜立春(2月4日頃)までに出すのが一般的です。
Q:故人の続柄や亡くなった日を必ず書かなければいけませんか?
👉 必須ではありません。あえて書かずに「喪中のため年賀欠礼」とする方も増えています。
まとめ
〇喪中はがきは「年賀状を控えるご挨拶」
〇出す時期は 11月中旬〜12月初旬 が理想
〇文面はシンプルでOK。故人について触れるかは自由
〇出す範囲は家庭の考え方で柔軟に調整
喪中はがきは、単なる「形式的なもの」ではなく、大切な方への感謝の気持ちを伝える機会でもあります。
心を込めて準備することで、きっと受け取った方にも温かい気持ちが伝わるはずです。
